海事Lvが0または1のキャラクターは可視NPCに強襲されることはない。
一般にこれを非戦キャラ(あるいは単に非戦)と呼び、意図的に非戦状態を維持したままでプレイすることは非戦プレイ(あるいは単に非戦)と呼ばれる。
このページではプレイスタイルの一つとしての非戦に関する考察を行う。
NPCには可視(強襲)のNPCと不可視(奇襲)の2種類が存在し、非戦は可視NPCに強襲されることはない。 不可視NPCには効力がおよばないため、これを防ぐ警戒?スキルもしくは船スキル高層見張り台?がない限りは襲われる。 高層見張り台を得て初めて、警戒スキル切れの無い奇襲防止+艦隊で警戒を使ったとき以上の強襲防止=海NPC完全回避を発揮できる。
ただし、例外がいくつかあり、イベントやクエストでの強制戦闘は回避出来ない。 また、陸NPCには効果がない&海事Lvで強襲判定をしてくるので非戦は襲われやすい。行軍?を取ると、奥地を除く陸NPCの強襲率が緩和されるが、効果が薄いので頼りきりにはできない。
相手にも視界が設定されているため、見つからないように背後を通り抜ければやり過ごすことが出来る。 採集などスキル使用中は襲われないが、行動力が切れたり荷物がいっぱいになる等で待機状態になったら襲われる。 (オブジェの近くなどには戦闘保護領域が設定されているらしく、放置状態でも襲われることはない) どうしても陸NPCが邪魔な場合、一旦ログアウトして10秒程度待つことでNPCを消すことが出来る(エリア内に誰もいないことが前提) NPCもPOPした数秒間は襲ってこないので上手く切り抜けられる状況は多い。
以前はPC海賊に対して非戦は無力でしかなかったが、2011/11/8アップデートで対人戦ルールが改められ、 LV総計50未満、もしくは三つのLvのうち最大Lvが30未満(最大で29/29/29まで)の場合、PC海賊に襲われることがなくなったため、 プレイ初期の非戦の重要度が高まった。
非戦状態を維持するためには海事経験値を増やさないようにせねばならないため、一切の海事及び海事系クエスト(海事系勅命)、陸戦、開拓地での武装度アップアイテム納品、大海戦などを行わないようにしなければならない。
なお、海事Lv1は非戦状態だが艦隊を組むと全体レベルで合算されるため、海事Lv1同士で組むとLv2以上として扱われるので普通に強襲されるようになる。 スキル・転職条件等にかかわる合計Lvを稼ぐためには海事Lv1にする方が有利であるため、どうするか考えておくべきテーマではある。
最大のメリットは、海上NPCに絡まれずに済むことである。PKには普通に襲われるが、NPCとの戦闘による足止めを気にしなくて済むのは大きい。 この為、NPCの多い紅海やペルシャ湾、カリブ海、東南アジアを移動する場合、非戦であれば戦闘になることなくスムーズに移動できる。
デメリットとしては、
- 海事Lvの必要な職業に転職できない&必要なスキルが取得できない
- 海事Lvの必要な船に乗ることができない
- Lv総計が低めになり、職業制限やスキル枠や行動力やHPなどで不利になる
- 海事名声が稼げないので名声総計が低めになる
- 爵位が、海事と大海戦で稼げなくなる分低めになる
- 戦闘が必要なクエストやイベントが原則として※できなくなる。
- 大学に入るのに海事Lv5が必要なため、スペシャルスキルをおぼえられない
- 海域調査でグリーンランド近海が開かない(中級学校全過程卒業が必要なため)
など。あと、当然ながら戦闘ではとても弱い。基本的に戦闘にならないはずだが、たとえば行動力切れで警戒が切れて奇襲される、とか、駆け出しのPKにもまったく対抗できないなどの場面があり得る。避戦アイテムを全廃していると、そういう場合にそれなりに面倒なことになる。 また、海上戦闘だけでなく陸戦でも弱いということであり、冒険クエ等で陸上で活動する場合、NPCに絡まれた場合のリスクが大きくなる。Lv総計が低めになるのでHPも低いことが多く、密集しているNPC複数に襲われた場合や足止め系を使われた場合に致命傷になりがちである。敗北すれば貴重なアイテムを奪われるといったことになりかねないため、軍人以外でも着られる鎧・兜などを装備しある程度は防御を高めておこう。
また、冒険クエでは戦闘必須なクエも存在し、当然ながらこれが壁になってしまう。 上位の冒険クエ(詳細は戦闘を含む冒険クエ一覧参照)では戦闘が入る物も多く、発見物コンプリートは不可能である。 同様に各国イベントや海事系Liveイベント、一部エピソードなどでも戦闘必須で完遂は原則として※不可能である。
※Lv差の大きい艦隊を組むと戦闘経験は激減する。さらに海軍援軍要請・副官船の使用などでも減るし、無駄にダメージを与えずに旗艦だけを拿捕れば押さえられるので、ある程度は可能だが戦闘経験はまず1は入ってしまうため、どうしても必要な戦闘のみに絞る必要がある。 たとえばポルトガルの国別イベントは戦闘回数が少ないため、インド許可までは非戦で進めることも出来る。 世界周航(サーカムライナー)シナリオは勝利の必要な戦闘は1回だけなので、ちゃんとやれば完遂可能。 しかし、貰える経験値をちゃんと把握しておかないとうっかりLvアップしてしまう可能性もあるので、調査検討は必要不可欠である。
なお、非戦キャラでなくても、停戦協定状や地方海賊への上納品を大量に準備しておくことでNPCとの望まない戦闘を実質的に避けることができる。 (仕掛けられるたびにアイテムを使う必要があるので、足は止められるが)単純に「戦闘が苦手」というだけであれば、非戦にこだわらずともこの方法で充分対応可能である。
また、2011年2月22日実装の「委任航行」を使用中は戦闘LVが2以上であってもNPCから奇襲も強襲も受けない。 委任航行時に消費する回航許可証は実時間一日あたり10枚(@モバイル+@Webに課金している場合は20枚)購入できるようになり、港間だけでなく上陸地点への発着も可能となった。
冒険クエストの前提や本体クエストに戦闘を含むものがあり、クエスト提示の段階では戦闘有りと明示されてないものも少なくない。 また、孔雀レシピクエスト前提の様に後続のクエスト多数も達成出来なくなるものがある。 以下で手に入るアイテムを使いたい場合、高額アイテムを2垢で2つ手に入れる事を目論んでいる場合は注意が必要である。
クエスト名 | 獲得海事経験 | 最終到達クエスト | 敵NPC |
バルト海の海賊 | (NPC戦獲得分) | ゲイボルグ前提 | 戦闘ピンネース2~3 |
マン島の海神 | (NPC戦獲得分) | フラガラッハ前提 | キャラベル2~5 |
謎の人物からの挑戦状 | (NPC戦獲得分) | ソロモン前提 | ラ・レアル10 |
マーリンの挑戦状 | (NPC戦獲得分) | エクスカリバー前提 | 戦闘用ガレオン6 ガレオン4 |
ノルマンディーの海賊 | (NPC戦獲得分) | テンプル騎士鎧クエ前提 | 戦闘用キャラベル等10 |
聖剣のゆくえ | (NPC戦獲得分) | バルムンク前提 | 戦闘用ピンネース10 |
孤立した帝都 | (NPC戦獲得分) | テノチティトラン発見クエ | 重ガレオン10隻・陸戦NPCアルデバラード |
秘境の都 | (NPC戦獲得分) | クスコ発見クエ | 重ガレオン10隻 |
軍人への転職 | 120+戦闘300 | 冒険専攻中級学校クエ | イブラヒム 逃亡海賊 |
イングランド王国を護る宝石 | (NPC戦獲得分) | 黒太子ルビークエ | カルロスLv10 |
妖精が住む宝石 | (NPC戦獲得分) | 孔雀ドレスレシピクエ等の前提 | シュレッテンワルダーLv50 |
盗まれた金細工の彫刻 | (NPC戦獲得分) | サリエラクエ | ロッシLv12 |
風をはらむトルソ | (NPC戦獲得分) | サモトラケのニケクエ | ブルハーン一味Lv7 |
復讐の宴 | (NPC戦獲得分) | ひすいの仮面クエ | シュレッテンワルダーLv50 |
誘拐事件 | 200 | オランウータンクエ前提 | ラジャン河賊Lv42×10 |
クマの服、準備完了? | (NPC戦獲得分) | クマクエ | フサームLv31 |
クマの帽子、準備完了? | (NPC戦獲得分) | クマクエ | ランジートLv38 |
偽りの真実 | (NPC戦獲得分) | 孔雀ドレスレシピクエ等の前提 | 盗掘団Lv39×3 |
儀式の場所 | (NPC戦獲得分) | マチュピチュ発見クエ | インカ戦士Lv36 |
精霊喪失 | (NPC戦獲得分) | 精霊の仮面クエ | 頭領Lv50・野盗Lv50×4 |
先王の支配の証 | (NPC戦獲得分) | ワイナ・カパックの財宝クエ | プラセ山賊Lv40×2 |
百済の都の名残 | (NPC戦獲得分) | 「武寧王陵」発見クエ | 盗掘団LV52×1 |
青の宝物 | (NPC戦獲得分) | 「瑠璃製の杯」発見 | 盗掘団Lv48×1 |
航海者養成学校(初級・中級)に通う頃は移動の際にNPCに強襲されない非戦が移動時間短縮の面で最効率。 海事Lvが2以上になると本拠地周りのバルシャに強襲され、学校の移動や短距離交易が妨害される。 冒険家・商人でスタートの場合は、遠くない将来に非戦を解除する予定でもある程度意識(戦闘はしない・海事課程は受けない等)して非戦状態を維持しておくほうが快適なプレイが可能といえる。 普通にやってると、中級の「軍人への転職」達成・報告で非戦解除となる。必修ではないので回避して中級は卒業可能。 上級で陸戦を伴う必修講義があるが、陸戦アイテムで相手を倒せば海事経験は3点程度しか入らない(高LV者と艦隊組めばさらに下がる)ので、上級も卒業可能
停戦協定状は本拠地行商は売ってないので商館で探す必要があり(儲からない&チュニスなどで買えるので置いてない場合も多い)、本拠NPCの豪商から買える地方上納は初級キャラが使うにはお高い。
メインが僻地にいる時に2スロット以降のキャラをリスボンなどに置いておき、近くの街の商館に買い物に行く時に非戦は便利。 裏キャラは養成学校中退程度で、メインが運んだ交易品や商館買い交易品を売らせて交易レベルだけが上がってることが多いため、商用クリッパーに乗せてダブルメインにするまでの間は非戦であってもいい。 また、2PCを使う場合も支援専用キャラを非戦にすることが多い。ただし、ソロで出歩くことのない追従専門キャラにならば非戦にする意味はあまりない。 主導側のキャラが非戦ならば考慮する必要があるが、普通に海事Lvを上げているキャラに追従させるならばある程度上げてしまっても問題ないだろう。
・サルベージ? 曳航? サルベージャに転職することができないので、基本は地図職人?でやることになると思われる。このため、 曳航は非優遇となる。もっとも、アイテムで代用可能なので、この点はさほど気にする必要はない(アイテムに頼り切るならサルベージスキルすら不要だが)。
なお、非戦ならではの注意点として、沈没船探索中の戦闘がある。 サルベ初期の小さい沈没船の場合は戦闘エリアを示す円の外に出ることができない。 このため内部に湧くNPCに絡まれた場合、逃げての戦闘終了が出来ず、非戦を保つなら敗北するしかない(サイズの大きい船であれば戦闘圏外に出られるので逃亡可能)。 また、幽霊船など、船によっては戦闘に勝利しないと宝箱が開かないことがあることにも注意。
・錬金術? 錬金術師見習に転職するためには合計Lv116が必要。 非戦で達成しようと思うと、冒険Lvは最低でも40(40/75/1)必要となる。
・造船? 優遇職は全て海事Lvが必要、かつ非優遇の修得条件にも海事Lv縛りがあるため修得することが不可能。 もっとも戦闘をしないため船容量を切り替える機会も少なく、船の入手や強化さえできれば困らない事ではある。 特殊造船の強化、専用艦付加、船室配分変更は、造船スキルがなくても支援を受ければ可能であり、それほど問題ではないだろう。 むしろ、メインキャラの船強化をリスボン投資済みバザキャラにやらせることも多いかもしれない。
・操舵? 修理? 主に戦闘で真価を発揮するスキルだが、操舵が高いと旋回が早くなる。非戦では船に制限が大きいので、持っておいても損はない。 通常航海時には修理はほぼ不要(嵐や座礁以外に耐久が下がらないので、資材さえ積んどけば勝手に回復するレベルの損傷しか発生しない)が、サルベージ中はそういうわけにはいかないので、あれば大工道具よりも便利。 戦闘しないで上げるには海事経験の入らないBC・模擬・サルベージが良い。 冒険基本職であるで操船士が両方優遇なので取りやすい。 その他では戦闘スキルなので取得しても使い道は基本的にないが応急処置(一応、開錠失敗時の損害軽減に機能する)は薬品商、剣術と砲術(あまり使い道はない)は軍人見習か鍛冶師で習得できる。
・統率? 基本的に不要なスキル(反乱への対応ぐらい)だが、取りたい場合は司教区推薦証クエ(ヴェネ/美術4)で総計Lv24の宣教師になるのが最速と思われる。
・口説き? 非優遇習得には何故か海事Lv3が必要。このため、芸術家(総計Lv116必要)か翻訳家(クエ出しに冒険名声30000必要)に転職しなければならない。
・漕船? 兵器技術? 非優遇習得に海事Lvがそれぞれ3と20必要な為、習得不可。兵器技術で非戦が使うOPは甲板障壁?ぐらいなので、いらないと言えばいらない。
その他雑多な議論は非戦サブページ?に移行しました。
コメントをかく